他社のリースバック提案、これで大丈夫?契約前に見るべき書類とチェックポイント

すでに他社から金額や契約書の案をもらっている方へ。契約の前に確かめたい書類(査定書・賃貸借契約書・買戻し特約・重要事項説明書)と、見るべきチェックポイント、相談できる窓口をまとめました。
「他社で金額を出してもらったけれど、この条件で本当によいのか分からない」。そんなときに役立つのが、契約の前に、書面を見直すことです。この記事では、確かめたい書類とポイントをまとめます。
まず、手元にそろえたい書類
あるものだけで構いません。メモでもかまいません。
- 査定書・買取金額が書かれた書面
- 賃貸借契約書の案、または条件を書いた書面
- 買い戻しについて説明された書面
- 重要事項説明書(契約前に、宅地建物取引士が書面を交付して説明するもの)
- 言われた内容をメモしたもの

書類ごとの、チェックポイント
査定書・買取価格
- 通常の売却で見込める金額と、並べて示されているか
- 金額の根拠となる、近い条件の取引事例が添えられているか
- 売却価格だけでなく、お家賃の説明もあるか
賃貸借契約書
- 契約の種類は、期間の定めのない普通賃貸借か、期間の定めのある定期借家か
- お家賃の改定(値上げ)の条件は書かれているか
- 設備の修繕は誰の負担か、模様替えに承諾が要るか
- 退去のときの原状回復の費用はどうなるか
- ご本人が亡くなったとき、施設に入るときの取り扱いはどうなるか
買戻し特約
- いつまでに、いくらで買い戻せるかが、数字で書かれているか
- 登記まで行うことになっているか(登記すれば、オーナー様が第三者へ売った場合にも主張できます)
- 期間は10年が上限、定めなかったときは5年以内です(民法第580条)
「今日決めれば、この金額で」「ずっと住めますから安心です」「相場はこんなものです」(根拠は見せない)。国土交通省と国民生活センターが挙げる注意点とも重なります。
比べるときは、同じ表に並べる
複数の会社の提示は、買取価格・月額のお家賃・契約の種類・買戻し・住みたい年数でのお家賃の合計を、同じ表に並べて比べます。買取価格がいちばん高い会社が、必ずしも有利とは限りません。

契約を急がされているとき
書面を持ち帰ることは、ご本人の当然の権利です。持ち帰りを嫌がる会社、他社と比べたいと言うと態度が変わる会社は、避けたほうがよいでしょう。
困ったときは、次の窓口にも相談できます。
- 消費者ホットライン「188」(お近くの消費生活センターにつながります)
- 弁護士・司法書士などの専門家
当相談室の「他社提案の確認」
当相談室では、お持ちいただいた書面について、無料で次の点をご説明します。
- その金額が、通常の売却の相場とどう違うか
- 賃貸借契約が、期間の定めのある形かどうか
- 買い戻しが、契約書と登記で守られる形かどうか
- 確かめていただきたい点の一覧
書面を見たうえで、その会社で進めたほうが良いと判断したときは、そう申し上げます。無理に乗り換えていただく必要はありません。オンライン面談を申し込む
あわせて読みたい:国土交通省のガイドブックから学ぶ7つの確認点/ご契約の日の流れと、署名の前に確かめたい10項目
この記事のよくある質問
他社の提案を見てもらうことはできますか
もう契約してしまった後でも相談できますか


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